認知症の理解
第28回介護福祉士国家試験 筆記試験 合格点数 合格基準点 難易度 認知症の理解
【認知症の理解】試験総評コメントと問題難易度分析
分析票の見方
★印1個の問題群で得点がとれていることが望ましい。(易しい問題)
★★印2個の問題群で、正答率50%前後が望ましい。(合否を分けそうな問題)
★★★印3個の問題群では、正答率20%前後が望ましい。(いわゆる難問)
今回の試験では、さまざまな認知症の原因や、症状などを問う問題が多くみられました。
弊社アンケートでは、正常圧水頭症に関する問題80が、圧倒的に【難問王】となっています。
一歩踏み込んだ学習で、3大症状を覚えておられた受験生さんは、ごく少数派ではないでしょうか?
また、アルツハイマー病のステージを問う問題79も、いわば、ニュージェネレーション問題といえます。
まだまだ、市販のテキストや参考書にも、この、ステージに関する詳しい記載が少ないからですね。
逆に、問題82の硬膜下血腫や、BPSDに関する問題83などは、得点できたとのお声が多く集まった問題です。取りこぼし無く、1点につなげていただけたなら、認知症の理解も、及第点とおもわれます。
さて、認知症の人への支援は、大きく変わりつつあります。 地域包括ケアシステムの構築によりたとえ認知症等になったとしても、住み慣れた地域で、その人らしく暮らすことへと、かじをきったのですね。
また、若年性認知症者への支援も、ようやく進みすつつあります。【新オレンジプラン】においても、掲げられていますので、各種施策は、しっかり理解しておきたいところいえるでしょう。
難易度分析・総評●人間の尊厳と自立、介護の基本
●人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
●社会の理解
●生活支援技術
●介護過程
●発達と老化の理解
●認知症の理解
●障害の理解
●こころとからだのしくみ
●総合問題